THE合体 グランバード[グランバード&ファイヤーシャトル編]のレビューです。
製品情報
- 登場作品:太陽の勇者ファイバード
- メーカー:グッドスマイルカンパニー
- 発売日:2025年7月
- 商品スペック:プラスチック製・ノンスケール・全高:約250mm
パッケージ


グランバード

グランバード本体
マッシブなファイバードを
さらに上回るプロポーション。
カラーリングは成形色がメイン。
金色の部分には、塗装が施されてます。


胸部のエンブレムはシールで再現。

勇者に相応しい”イケメン”な造形。
金色や目などはメタリック塗装が施され、
質感良好。




グランバードの方が若干マッシブな造形。
各種武装&オプションパーツ

「THE合体 グランバード」の同梱物は、
グランバードの武装類(ブレスタージェットとグランキャノン)。
Gファイバードは、フレイムソードと
各ブレスターを武器化できるジョイントパーツ、
上半身の見栄え重視用の補助パーツが付属。
見栄え重視用の手首は、
グランバードとGファイバード用の2種類あり。
火鳥勇太郎(火鳥兄ちゃん)フィギュアが付属。

グランバードの主力武器で最大火力を誇る武装。
(上)2つのパーツで構成されており、
各々が武器として使用できる
玩具オリジナルギミックあり。
(下)2つのパーツを合体することで、
グランキャノンが完成。

グランバードと融合するコアユニット。
グランバードと合体するため、
足腰が二軸で稼働します。
その恩恵で、ファイヤーシャトルの
コクピットに着座するポーズを
取らせることができます。(右上)

(左)THE合体 ファイバード/THE合体 グランバード(右)
ギミックは全く同じ。
色味も実際に見る限りでは、
相違はありませんでした。

ファイヤーシャトルに変形時、
腕の内部に格納できます。

プロポーションを向上させるギミック
(左)通常時/シャトルの外装の着脱ギミック(右)
脚部の脛側面に位置するファイヤーシャトルの機首部分は、
外装の一部を脱着することができます。
本体側にある接続凸部は収納可能。
脱着はスムーズに行えます。
適度な渋みがあるので、
ポロリすることはありません。

(左)手首:通常
/見栄え重視(右)
見栄え重視用の手首は、
可動用よりもひと回りほど
大きく造形されています。
(左)脚部:通常
/シャトルの外装を外した状態(右)
シャトルの外装を外すことで、
脚部の横幅が短くなり、
脚部のプロポーションを
スリムにすることができる。
ユーザーの好みに応じて、
手首と脚部外装の組み換えが可能。

(左)指差し[右手のみ付属]
/開き手(右)
ファイヤーシャトル

差し替えなし、余剰パーツなしで
グランバード形態への変形が可能。
スタンドは付属していないので、
魂STAGEを使用。

航空機のような
薄くスマートなシルエットが特徴だった
ファイヤージェットとは異なり、
上下の厚みがある造形。


中央には、推進ノズルの造形が
施されています。

3ヶ所あります。
機首のランディングギアは展開ギミックがあり、
後部はGファイバード時の
エンブレムプレートの裏に
”車輪(コロ)”が用意されています。

コロ走行が可能。

コクピットに完全収納…とまではいきませんが、
火鳥勇太郎を搭乗させることができます。(右上)
展開できるハッチは左右2ヶ所あり、
ファイバードとグランバードに付属する
火鳥兄ちゃんを2人搭乗できます。(右下)

ブレスタージェット

ファイヤーシャトルの支援戦闘機。
上部にグランロケッターを装備。

劇中どおりに配置。
機首の羽は展開可能。




ブレスタージェットは、フレイムブレスターより
一回り大きく造形されています。


ファイヤーシャトルの上部に合体可能。

ジェット合体グランバード

ブレスタージェットと合体したことにより、
上半身のボリュームがアップ。
頭部や胸部の意匠で
印象がガラリと変化。


ファイバードと同様に
金色は塗装が施されています。
緑色はクリアパーツが使用され、
質感が良いです。

ファイバードと同様に
ヘルメットパーツを被せます。
こちらも勇者に相応しい”イケメン”造形。
金色や目などはメタリック塗装、
額はクリアパーツで
質感は非常に良好。



ブレスターとの合体状態だと、
両者のプロポーションが
絶妙なバランスでまとまるので、
違和感はありませんでした。
可動

首に軸可動が仕込まれているため、
上下の可動範囲が広いです。
頭の高さを調整できるので、
あおりで見ても
頭が胴体に埋もれることなく
ポーズをとらせることができます。
(左)首の軸可動をすべて伸ばした状態
/上向き(右上)
/下向き(右下)

上方に可動します。
これにより、腕を前方に出す際の
干渉を軽減することができます。


(右)ファイヤーシャトルへのモードチェンジや
Gファイバードへの合体ギミックがあるにも関わらず、
グランバードの各部の関節には
ロール軸やヒンジが用意されており、
想像していた以上に可動範囲が広いです。
片足で自立はできないため、
スタンドで支えています。

肩部を前方へ引き出すことはできません。


ロールや軸で可動できる箇所が多く、
自由にポーズをとらせることが可能。
脚部はクリック可動なので、
ポーズをしっかり保持できます。

通常の可動手首から、
両手持ち専用の手首へ交換が必要。
肩部を前方へ引き出すことはできませんが、
腕部のロールと軸可動を組み合わせると、
グランキャノンを両手で構えることができます。

ポーズ集


それぞれ持たせることが可能。

肘がクリック可動になっているため、
グランキャノンを片腕で保持することも可能。

劇中シーンを再現する
チェンジ!グランバード!










劇中どおりに胸部へ収納可能。





ジェット合体!グランバード!








グランキャノン発射!






総評
『THE合体グランバード』のレビューでした。
グランバード本体は、”最強合体”の上半身と下駄を担っているため、ファイバードよりもマッシブなプロポーションですが、劇中のイメージも取り入れたギリギリのところでまとまっている素晴らしい造形です。成形色がメインですが、部分的に施されている金色の塗装や緑のクリアーパーツが、造形の質感をぐっと高めています。
2つのモードチェンジや”最強合体”の機構があるにも関わらず、腕部や胸部には、軸やロール可動が各所に備わっている。可動範囲は一般の完成品フィギュア並みに広く、グランキャノンの両手持ちが可能。関節部はクリック可動により、大胆なポーズを取らせてもヘタることなく保持できます。
ファイヤーシャトルからグランバードへのモードチェンジは、劇中どおりのプロセス、差し替えなしで変形が可能。脛パーツの一部を着脱できるため、”完全変形”か”プロポーション重視”かをユーザーが選択できるところも高評価です。
2号ロボとは思えない異次元のプレイバリューで、まさに”決定版”といえる逸品です。
後編では、”最強合体”をレビューします。